こんにちは!
皆さんの採用・キャリアのかかりつけHRドクターです。
前々から、主婦向けの求人サービスや、キャリア相談のサービスに関心があり、ここ2年ほどずっと調査し続けています。
私も30歳となり、周りの友だちも出産や復職をはじめたので、お友だちの女性に教える感じで、ワーママ・主婦向け転職サービスの紹介記事を書こうと思います。
※2020年3月3日に更新しました
ちなみに
— さつき@HRドクター👩⚕️×採用コンサルタント/採用・キャリア相談のかかりつけ (@satsukishigoto) 2020年3月3日
月2000人が登録している!
月3000人が登録している!
って、ワーママ向けのエージェントが広告打ってますが
それだけあなたのライバルママがいるってことです。
よく考えて使いこなしましょう。
この記事を書いてて、「ワーママが毎月2000人登録!」とか書いてあったのですが。
それだけ、転職希望者が多い=ライバルが多いということです。
ワーママ特化の人材会社は、まだまだ設立から日が浅い会社も多く
全員の登録者(転職希望者)の相手をしていられないのも事実です。
ご自身のスキルにあまり自信のない方は、本記事の転職サービスを全部使い倒すくらいの気持ちでのぞむといいのかな、と思います。
転職エージェントってなんだっけ?の人はこちら
本記事では、「求人サイト(転職サイト)」「転職エージェント(人材紹介)」というワードが出てきます。そもそも転職エージェントの仕組みについても、よく分かんないって方は、先にこちらの記事を読んでみてください。
⇩前にBest Workさんで書いた記事です。
女性全般の転職に強い求人サイト・転職エージェント
子育て期の女性(ワーママ・主婦)向けの転職サービスも増えてきていますが、まずは女性全般向けの転職サービスから紹介します。
女の転職
株式会社キャリアデザインセンターが運営している、女性向けの転職サイトです。
求人の掲載件数は、2020年3月3日時点で1762件。そこまで多くないですが、すべての求人が「女性社員がほしい」「女性が活躍している」と何かしらの理由で女性積極採用をしている企業という点が特徴です。
- キャリアデザインセンターについて
元リクの方が作った、ゴリゴリの営業会社さんで、2019年時点で651名の社員が在籍しています。
本社が赤坂にあり、全国に拠点はありません。
そのため、東京都内の求人がどうしても多くなるのが特徴です。
- 女の転職の会員数
2019年11月時点で会員数(転職を検討していて転職サイトに登録している女性の数)は122万人です。
34歳以下の会員が55%と過半数を占めていて、
35歳~44歳までが30%強となっています。
20代から40代までまんべんなく、女性の転職希望者が利用しているサイトです。
- 事務系の求人と販売サービス・営業系の求人が豊富
2020年3月時点で、事務、経理、人事系の求人が627件掲載中。
販売サービス系は396件、営業やマーケティング系は460件掲載されています。
エンジニアや技術系の求人は200件以上、掲載がありますが
クリエイティブ系や専門職は100件もないので、他の求人サイトには劣るかなという印象です。
パソナキャリア
女性社員が多く働いているパソナ社が運営している、転職エージェントサービス「パソナキャリア」です。
2016年3月に、女性活躍推進をするための専属チームを社内で作ったり、女性活躍についてのプレスや調査を発表したりと積極的に動いている印象があります。
厚生省の「えるぼし」認定を取得したことは有名ですよね。
- 取り扱い求人や会員の特徴
2020年3月時点で、40408件の求人が掲載されています。
女の転職に比較すると、かなり求人数が多いのはメリットです。
試しに、一都三県でしぼりこみをしてみたところ、23268件の求人がありました。
首都圏は求人数が多いですね。
また、転職エージェントは会員限定で案内している非公開求人を保有していることが多いので、実際の求人総数は5万は超えるようです。(正確な数値は公表されていませんでした。)
転職希望者=会員数は25万人以上の登録があると公表されています。
- 短期間で複数回の転職をしている方は登録できない
女性に優しい転職エージェントだろうと思い、20代の頃1度登録をしたのですが、私は転職回数が多いという理由だけで一切面談してもらえませんでした。
当時は20代後半で、4社経験だったのですが、初期登録で年齢と転職回数を入力しただけではじかれてしまいました。
現在も同じようにはじかれるかは不明ですが、とても残念な印象を持ちました。
東京しごとセンター
少しマニアックなサービス紹介ですが、子育てでかなりブランクが空いている方や、正直ご自身のキャリアにまったく自信がない方は東京しごとセンターを利用しても良いかもしれません。
東京都が認定している女性向けの再就職プログラムです。
⇩
40代、50代の世代の女性は出産を機に仕事を退職していて専業主婦になっているケースが多いのではないでしょうか。
どうしても、ママ向けの人材サービスで扱う求人は「都内のスタートアップ企業」のような、バリバリ働きたい方や、比較的ハイキャリア女性をターゲットにしている印象があります。
東京しごとセンターなら、
30歳~54歳
55歳以上
このくらいの年代の女性を対象にしているので安心感があります。
また、転職エージェントに登録すると「すぐに転職しましょう!」と、ゴリゴリ来られて嫌な方もいると思います。
その場合は、東京しごとセンターで無料のキャリアカウンセリングを受けて、ご自身のキャリア棚卸しをするのも良いと思います。
ワーママ特化の求人サービス
ここからは、子育て期女性向けの転職サービスを挙げていきます。
たくさんあるので、メジャーなものからPick Upしていきます。
リアルミーキャリア
医療系の人材サービスで有名な、株式会社エスエムエスの出身者が作ったワーママ向けの転職エージェントです。
2017年7月設立で、2020年3月時点で社員は27名です。(Wantedly記載の情報)
- 社員や会社の特徴を確認してから転職エージェントに登録してほしい
転職エージェントを使う前に、ぜひ皆さんに着目いただきたいのは、「どのような社員が働いている人材会社なのか」ということです。
極端な話ですが、ママ向けのサービスを展開しているにもかかわらず、女性社員がほぼいない会社も存在します。男性がママ向け事業を作れない、とまでは言いませんが、ママ当事者だからこそわかることがあると思います。
どのようなスキル・経験のある社員が、なんのためにワーママ向けの人材サービスを展開しているのか?
設立から何年たっていて、どのくらいの求人数を保有しているのか?
このあたりは、事前に確認してから登録することをおすすめします。
ちなみに、リアルミーキャリアのメンバーは公式HPに掲載されています。
どうしても「どのような求人を扱っている会社なのか?」と、求人検索ページを見てしまうと思いますが、どんな求人を扱っているかよりも、「どのような人が転職のサポートをしてくれるのか」が非常に重要だと考えています。
この中に相談したい方がいれば、問い合わせてみましょう。
QOOLキャリア
株式会社ビーボが運営する、「時短×正社員」として、子育てしながら働き続けたい方向けのエージェントサービスです。
2019年3月にサービス開始したばかりです。
- 事業責任者は2018年入社の男性
- 求人の特徴や件数
会員登録をするとマイページに求人一覧が出てきます。
2020年3月時点での求人数は110件でした。
一度、電話面談をしたことがありますが、トータルで500~600件ほど求人を扱っているそうです。登録者(転職希望者)に対してフィルターをかけて集客していますか?と聞いたところ、だいたい年収400万円以上の方を狙って集客をしているとのことでした。
私はまだ子どもがいないですし、業務委託で軽く仕事を探している程度だったため、面談後はとくに求人の紹介もなく音信不通になってしまいました。
エージェントを利用するときは、転職への温度感が高い方から、優先的に求人紹介されていきます。もし皆さんも転職エージェントに相談することがあれば、「なるべくはやく転職をしたい」と伝えるよう意識してみてください。
withwork
Xtech傘下のクロスタレント株式会社 | XTalent, Inc.が運営する、時短ママ向けの転職エージェントサービスです。
「ハイパフォーマーなママを活躍できる場所へ」と掲げていて、年収800万~1000万クラスの求人や、業務委託案件も保有している点が特徴です。
会員登録ページにも、過去最高年収600万円以上の方を対象にしていますと記載があります。(2020年3月時点)
こちらの転職エージェントサービスも、QOOLキャリアと同様、2019年に開始したばかりのサービスです。
スマートキャリア
株式会社ビースタイルが運営する「時短希望者向け」の転職エージェントサービスです。
株式会社ビースタイルは2002年設立の人材会社で、主婦向けの求人サイト「しゅふJOB」を運営していることで認知がありました。
しゅふJOBはパート向け求人サイトですが、2020年3月時点で7万件以上の掲載件数があります。(東京版の掲載数)
公式HPに記載されている、以下の点が特徴です。
⇩
ほかのワーママ・主婦向けの転職エージェントでは、登録年齢が公開されていません。
スマートキャリアは40代~50代の利用者や、直近の雇用形態が派遣・契約社員だった方も登録している点が特徴と言えます。
これは、しゅふJOBサイトでもともとパート人材にアプローチをしていたことが背景にあるのではないでしょうか。
また、ほかのワーママ・主婦向けの転職エージェントが「スタートアップ」「ベンチャー企業」の求人が多いことに対し、スマートキャリアは「アーリーフェーズのベンチャー企業から成長中企業、大手企業まで幅広い求人の取扱い」があるそうです。
週3日~週4日の仕事案件も多く取り扱っている点もPOINTだと思います。
ママワークス
働く「時間」と「場所」を自由に選べる
主婦のための求人応援サイトママワークス
株式会社アイドマ・ホールディングスが運営する、在宅希望の主婦向けの求人サービスです。
アイドマ・ホールディングスという名前は、人材業界にいてもあまり聞いたことはないのですが、2008年設立で従業員80名(在宅ワーカーは2440名)を抱えている企業です。
- 在宅案件を豊富に扱っている
今までご紹介してきた女性・ママ向けの求人サービスは、ほとんどがフルタイムワーカー向けのものでした。
子育てが優先のため、がっつりフルタイム就職は厳しい方、在宅で少しだけ稼ぎを増やしたい方であれば、ママワークスを利用することをおすすめします。
在宅求人のみで検索したところ、2020年3月時点で690件の求人が掲載されていました。
サイトはこちら
⇩
「好きな時間に好きな場所で」とうたっているくらいなので、週5日でバリバリ働きたい女性ではなく、お子さんとの時間を優先できるお仕事を探すなら利用してみても良いでしょう。
- とにかく応募がほしい企業にもおすすめ
つい最近、私のクライアント企業がママワークスを利用して在宅事務の求人を募集したところ、なんと1か月たたないうちに100人以上の応募が入りました。
それだけ、在宅×主婦の求人は人気があるということです。
時給や待遇面、企業の認知度が弱い中小企業の求人でも、「在宅」はまだまだパワーワードなんだなと学びました…。
■おまけ【手に職つけたい】っていつも言ってる女友だちへ
ここからはおまけコーナーです。
なんやかんやで、手に職つけたい!
なにかおすすめないの?!と言われる日々。
手に職っていうなら営業職をぜひやっていただきたいものの、リアルにおすすめするならWeb系のスキルが1番かなと思います。
たとえばWebデザイナー目指すサービスとか
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最近、異常に広告が出てくるSHElikesさんとか
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もし私が新卒に戻って何かを学び直すのであれば、
Webディレクター
エンジニア
コーダー
これらのクリエイティブ系の手に職人材になりたいなと思ったりします。
ただ、気を付けてほしいのは、どの仕事もそんなに甘くないということです。
たしかにこのTECH CAMPとかって、
未経験からエンジニアとかデザイナーを目指せる教室で人気なのですが
本気で通えるのか?本気でやりきれるのか?
ちゃんと考えてから、チャレンジした方がいいのかなと思います。
とはいえ、なにも動かないよりは、とりあえずカウンセリングや無料体験とか受けてみて本当にWebデザイナーでやっていきたいのか考えつつ行動するのは良いのかなと思います。
※フリーランスのWebデザイナーママさんも周りにいますが、皆さん本当に勉強熱心です
以上、私が女友だちに教えてあげたい、女性向けの求人サービスでした。
まだまだ紹介したいサービスがあるので、追って追記したいと思います。