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2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

雇用保険の基本手当はいくらもらえる?賃金日額と所定給付日数~後編~

前編では、雇用保険の基本手当は1日あたりいくらもらえるのか?についてまとめました。 賃金日額と基本手当の日額、雇用保険の賃金日額の最低保障額などを解説しました。 続いて、基本手当が何日間支給されるのか?所定給付日数についてまとめていきたいと思…

雇用保険の基本手当はいくらもらえる?賃金日額と所定給付日数~前編~

前回は、雇用保険のメインである求職者給付(基本手当)の定義や、給付までの手続きの流れについて確認しました。 www.hrdoctor.info www.hrdoctor.info 今回は、具体的に基本手当が1日あたりいくらもらえるのか解説していきます。 まず前編では賃金日額と基…

雇用保険の代表的な求職者給付(基本手当等)支給について~後編~

雇用保険法の一般被保険者が失業した際に受け取ることができる基本手当。 今回は、雇用保険の求職者給付である基本手当の受給要件や、受給までの手続きについて確認していきます。 ※前編はこちら www.hrdoctor.info 基本手当の受給要件とは 一般の被保険者は…

雇用保険の代表的な求職者給付(基本手当等)支給について~前編~

雇用保険法は、労働者災害補償保険法と同じ労働保険のグループです。 まずは雇用保険の目的と、用語の解説を行います。 日本国憲法では勤労権の保障として次の2つの政策が義務化されています。 雇用保険法は、下記のように失業時の国民の生活保障をするもの…

労働者災害補償保険法の給付~休業補償等給付と傷病補償年金~

本記事では労働者災害補償保険法の休業補償等給付と、休業補償等給付が切り替わって発生する傷病補償年金について詳しく見ていきます。 ※保険給付の全体像と療養補償等給付の細かい支給要件はこちらから www.hrdoctor.info 休業補償等給付とは 労働者が業務…

労働者災害補償保険法の給付の全体像(療養・休業・傷病・障害・遺族・葬祭料)

今回は労働者災害補償保険法による、さまざまな給付についてまとめていきます。 ※労災保険の総則や強制適用・任意適用事業者についてはこちらの記事を参照ください。 www.hrdoctor.info さまざまな労災保険の給付 ①業務災害 ②複数事業労働者 ③通勤災害 ④二次…

国民年金法の沿革と制度の目的・被保険者~会社員も国民年金払ってるよ~

私が社会保険の勉強を始めたころ、「会社員も厚生年金だけでなく国民年金払ってるよね」と言われ「????」となったことがありました。 国民年金は、全国民共通の基礎年金となるので、学生も私のような自営業者、サラリーマンや専業主婦、そして公務員と外…

労働者災害補償保険法の全体像と労災保険の適用事業~人事労務の基礎知識~

こんにちは。HRドクターのさつきです。 今回は、働く皆さんを守る社会保険制度の中の、労災保険についてお話します。 今まで労災について深く考えたことが無かった人も、労務担当になり社会保険のことを調べている人にも分かるよう、労災保険の全体像を解説…

労働安全衛生法~一般的な労働安全衛生体制~

今回は、労働安全衛生法で定められている「安全衛生管理体制」について詳しく見ていきます。 一般的に、労働者の安全衛生を守る責任は事業者にありますが、労働者の人数が増えると管理が大変になるため、総括安全衛生管理者や安全管理者、衛生管理者や産業医…

労働安全衛生法~労働者の健康管理・ストレスチェックについて~

こんにちは。HRドクターのさつきです。 前回は労働安全衛生法の総則について解説しました。 今回は、労働安全衛生法の中で定められている、労働者の健康管理についてまとめます。 企業が行うべき労働者の健康管理とは 労働者の健康管理とは、次の3つに大別さ…

労働安全衛生法の総則について/人事労務は知っておきたい社会保険労務士の基礎知識

こんにちは。HRドクターのさつきです。 引き続き、経営者や人事労務担当者が知っておきたい社会保険や労務知識について、かみ砕いてまとめていきたいと思います。 今回は、マニアックですが社労士試験では必須項目である、労働安全衛生法の総則についてご紹…

労働時間のみなし制について/変形労働時間制やフレックスタイム制との違い

前回は、変形労働時間制やフレックスタイム制について解説をしました。 www.hrdoctor.info 労働時間のみなし制とは、実際の労働時間がどうだったかにかかわらず、〇〇時間働いたとみなす制度のことです。みなし制には、事業場外労働のみなし労働時間制と、専…

1か月・1年・1週間単位の変形労働時間制とフレックスタイム制の基礎知識

さまざまな労働時間の弾力化について 労働基準法では、1週間の法定労働時間は40時間と決められています。 今回ご説明する労働時間の弾力化とは、 「とある月の1週目に45時間働いた場合、残りの2週目~4週目のどこかの週で労働時間を35時間におさえるので、週…